どの仕事もそうかもしれないけれど、宿泊施設の仕事を大雑把に分類すると 「つくる、あつめる、まわす」の3つに集約されるかと。頭がごちゃごちゃした時はこの3つのどの仕事なのかとか優先順位をつけて頭の整理してます。
まずはお客さんをに泊まってもらう場所を「つくる」
そしてその場所に泊まってもらうお客さんを「あつめる」
そしてそして集めたお客さんに快適に過ごしてもらうためにその場所を上手く「まわす」
「つくる」は例えば、新しい土地を購入し、そこに宿を建築し、各部屋に家具を入れて宿泊できる環境をつくる仕事。
「あつめる」は集客する部署。ホームページやSNSでの情報発信をする広報や直接お客さんをとってくる営業など。
「まわす」は予約管理や接客などをするフロント業務にチェックアウト後の清掃業務や部屋の備品管理など、ゲストが日々泊まる環境を運営する仕事。
大きなホテルならば各部署があって、大勢のスタッフで運営する仕事。
それぞれ適材適所でまわされるであろう仕事ですが、個人だと全部やらなければならないのは冷静に考えると結構大変です。
得意でないこともしていかないといけないのは特に大変です。日々勉強。
自分がどれが得意でどれが不得意か把握しておくのも得策。
一棟貸を一棟運営するならば一人で全部できなくもないけれど、時には一部分はプロに任せた方が効率的なことも。
私は正直、「あつめる」があまり得意でないと感じいて・・・「つくる」は大好き、「まわす」も結構上手。宿泊事業の「あつめる」はかなりプロフェッショナルな仕事と今分からないなりにもやっていて思います。宿の存在を知ってもらうという広報的な仕事もあるけれど、それと同時に販売価格の設定や、販売方法などは難しい。安くすればある程度入るけれど、それでは商売ではなくなって趣味になってしまいかねない。個人で1年運営してやっていて良かったと思うのは「予約台帳」を作成したこと。
何を書いていたかというと、
・宿泊者の国籍
・宿泊人数
・予約日
・宿泊日
・宿泊日数
・宿泊料
・予約の入った宿泊サイトなどの情報
等々、
運営している人ならば当然かもしれないけれど、1年分のこのデータは自分の宿の傾向や翌年への対策など役立つ情報がいっぱい。エクセルで整理して、
・どのくらい前に予約が入るか
・直前予約の割合
・各月の単価
・稼働率
などの情報を並べてみると予約が少なかった月は半年〜1年前からキャンペーなどを設定して集客しておくことや、各月の単価がわかることで大体の売上予測、今年の売上目標も出せてなんだかやる気も出てきます。やっぱり目標があると、そのためにどう動くべきかも見えてきて仕事してる感じがします(笑)。